宇宙、それは最後のフロンティア
日野店スタッフ「Y」です。本日はおすすめなコミック 「宇宙兄弟」 / 小山宙哉 [講談社] を、ご紹介いたします。
あらすじは「宇宙飛行士になる夢をいち早く叶えた弟と、弟の後を追ってその夢をつかもうとする兄の物語」というものです。あらすじからは結構ハードな印象を受けますが、その作風はとても軽妙で、読んでいて気持ちがいい作品となっています。
この作品の主人公である兄は、宇宙飛行士を目指すぐらいですからとても有能なのですが、「ちょっと見栄っ張りで、どこか間が抜けていて、でも優しくて、芯はアツい」という、もう憎みようがない愛すべきキャラとして描かれています。
そしてもちろん、この作品の魅力は素敵なキャラクターだけにあるのではありません。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)や、野口聡一宇宙飛行士への取材による、圧倒的にリアルな宇宙開発の現場の描写が、この作品に深みを与えています。
そしてもちろん、この作品の魅力は素敵なキャラクターだけにあるのではありません。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)や、野口聡一宇宙飛行士への取材による、圧倒的にリアルな宇宙開発の現場の描写が、この作品に深みを与えています。
ところでその宇宙開発ですが、最近では開発にかかるコストに見合う結果が分かりづらいこともあり、どんどん予算が削減されているそうです。
アメリカのスペースシャトルの運行は「金がかかりすぎる」という理由で終了しましたし、凄まじい成果をあげた日本の小惑星探査機「はやぶさ」(映画化もされました)があっても、その次の「はやぶさ2」開発ではさっそく予算上のごたごたが起きているというニュースが散見されます。
しかしそんな世知辛い世の中にあっても、宇宙は「夢」の象徴であることには変わりありません。「宇宙兄弟」はそれを思い出させてくれる稀有な作品です。
追伸
さて、ここでちょっと自慢させてください。私は、昨年に日本が打ち上げた準天頂GPS衛星初号機「みちびき」の名付け親なのですよ。上の写真が、JAXAから頂いた名付け親認定書です。
……と言っても日本全国に328人いるうちの1人に過ぎないのですが、それでも自慢なのです。家宝にしています。やっぱ、宇宙って良いですよね。現実逃避なんかじゃありませんよ!
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