英雄になりたかった男
日野店スタッフ「Y」です。本日はおすすめなコミック「アイアムアヒーロー」/ 花沢健吾 [小学館]を、ご紹介いたします。
この作品の特徴は、なんと言っても1巻終盤以降の超展開のすさまじさ加減に尽きます。
1巻終盤までは、漫画アシスタントである主人公のうだつのあがらなさが淡々と描かれているのですが、1巻の終盤以降、怒涛の内容に突き進んでいきます。その急展開っぷりは、他の追随を許しません。読んでいてびっくりすること請け合いです。
そして超展開以降も、この作品は素晴らしいテンションを保ち続けます。
非モテ、底辺、携帯、ネット、そしてパニック時の正常性バイアスと、現代のリアルな事柄をふんだんに盛り込んだ最凶傑作です。
ということで、まずは1巻だけでも、ぜひご覧ください。
しかし、すぐ上で「うだつのあがらない男が主人公」なんて書いておいてなんですが、この主人公は決してダメ人間じゃありませんよ。立派ですよ。私が同じ状況に置かれたら、2分で死にますよ。
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