知略と暴力が入り乱れる様に圧倒される「嘘喰い」
日野店スタッフ「Y」です。本日はおすすめなコミック「嘘喰い」/ 迫稔雄 [集英社](既刊23巻)を、ご紹介いたします。
「嘘喰い」は、様々なギャンブルを仕切る謎の賭博組織「賭郎」と、知略を誇る主人公、そして賭けで対峙する相手たちとの、謀略入り乱れた駆け引きを描いた作品です。
様々なギャンブルやゲームでの駆け引き、という点では「カイジ」シリーズや「ライヤーゲーム」に似ていますが、この「嘘喰い」は暴力を全肯定しているところが特徴です。
つまり、たとえ賭けで勝っても、自分の身を守る暴力が伴っていなければ殺されても仕方がないってな世界観なのです。
そして、この作品の主人公自身は、非常に貧弱に設定されています。
これではすぐに殺されてしまってギャンブルが成立しなさそうなのですが、暴力の制し方、使い方もうまくギャンブルに組み込んで戦う主人公の、まさに命がけの策謀を張り巡らせる様が豪快に描かれていることで、物語のテンションが非常に高く引き上げられたものとなっています。
つまり、たとえ賭けで勝っても、自分の身を守る暴力が伴っていなければ殺されても仕方がないってな世界観なのです。
そして、この作品の主人公自身は、非常に貧弱に設定されています。
これではすぐに殺されてしまってギャンブルが成立しなさそうなのですが、暴力の制し方、使い方もうまくギャンブルに組み込んで戦う主人公の、まさに命がけの策謀を張り巡らせる様が豪快に描かれていることで、物語のテンションが非常に高く引き上げられたものとなっています。
そんな「アクションがあるカイジ」とでも言い表せるこの作品ですが、物語のテンションと同様に、画そのもののテンションも高く、一度読み始めたら目が離せなくなること請け合いです。
また、各ストーリーの最初のほうで張られた伏線が、随分経ってから回収される展開が多いので、読む時はある程度の巻数を一気読みすることをお奨めします。
また、各ストーリーの最初のほうで張られた伏線が、随分経ってから回収される展開が多いので、読む時はある程度の巻数を一気読みすることをお奨めします。
ちなみに私は、こういった知略ゲームものや、または推理ものなどを読む時は、主人公よりも早く真実に辿り着けるか、勝手に勝負しながら読んでいます。当然、だいたい負けるものなのですが、この「嘘喰い」に至っては完敗でしたよ。
これを先読み出来る人がいたら心の底から尊敬しますが、そんな方が目の前に現れたとしても「嘘ぉ!?」と叫んでしまうだろうな、と思います。それぐらいぶっ飛んだ論法を繰り出す作品なのです。
あなたも、この知略にぜひ挑戦してみてください。
これを先読み出来る人がいたら心の底から尊敬しますが、そんな方が目の前に現れたとしても「嘘ぉ!?」と叫んでしまうだろうな、と思います。それぐらいぶっ飛んだ論法を繰り出す作品なのです。
あなたも、この知略にぜひ挑戦してみてください。
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